【木製ローテーブルもいろいろ!】無垢から木目調まで、安いのはどれ?

木製ローテーブル 材質

※この記事にはプロモーションが含まれます。


「木製のローテーブルにもいろんな種類があるけど、違いはどこ?」
「どのタイプが安いの?」

ローテーブルの天板の材質というと木製のモノが多いんですが、その中にもいろんな種類があります。なかには木っぽいのに本物の木じゃなかったり。

そんな材質や値段の違いって気になりませんか?

木製とそれっぽいローテーブルの材質の種類ややすいのがどれか、についてまとめてみました。

無垢材

いわゆる天然木を使ったテーブル。なかまですべて木が使われています。

天然木を使ったテーブルは、この無垢材と次の突板のことを言う場合が多いです。

ちなみに住宅をつくる材料として無垢材という場合は、一枚板のみのことをいう事が多いんですが、家具の場合は集成材までを含めて無垢材と表現することが多いです。

一枚板

丸太から板をとったモノ。継ぎ目もなくまさしく一枚の板です。

ハギ材

丸太から板をとり何枚か横につなぎ合わせたモノ。集成材と違い縦は一枚の板。
(例えば120㎝のテーブルなら、120×20センチをつなぎ合わせる感じ)

集成材

縦方向にも横方向にも板をつなぎ合わせて一枚のテーブルにしたもの。
(例えば30㎝×10㎝の板を縦方向につないで120㎝にして、それを横にもつなぎ合わせる感じ)

無垢材のメリット

木の本来の良さを味わえる

まさに木そのものなので、木の温かみや優しさを感じることができます。

肌触りがいい

個人的にはコレが無垢材の一番のメリット。

何といっても手で触れた時の感触が、すごく好きです。

重厚感がある

やっぱり天然木を使っていることで、高級感や重厚感というのは出ます。

傷も味わいになる

「経年変化を楽しめる」と言われることも多いですが、無垢材の場合はついてしまった傷も味わいと感じられます。
(人によりますが)

傷の修理ができる

そんなに簡単ではないんですが、知識があればちょっとした傷は直すことができます

無垢材のデメリット

反りや割れの可能性がある

天然の木を使っているので、中にある程度の水分を含んでいます。そのため使っていくうちに使ってる場所の環境にもよりますが、天板が反ってしまったり、場合によっては割れる可能性も。

特に一枚板の場合、可能性は高くなります。

一枚板以外は継ぎ目が出る

一枚板以外は、いくつかの板をつなぎ合わせているので、木の継ぎ目が見えてしまいます。

値段が高い

基本的には他のタイプよりも値段が高くなります。

無垢材の中でも一枚板が一番高くなります。

ただし集成材で安い木を使っているモノなら、下の突板より安い場合も。

重い

中まで木が詰まっているので、重いモノが多くなります。

使ってる木にもよりますが。

突板(つきいた)

コチラも天然木を使ったテーブルですが、使っているのは表面と中の一部だけ。

天板の表面に木目のきれいな木を、大根のかつら向きのようにスライスして貼り付けています。

天板の中身には、大きく分けて2つあります。

天然木化粧合板

スライスした突板をベニヤ板などに張り付けて、角材で板状に枠を組んだモノ(フラッシュ構造)や合板に張り付けたモノ。

枠を組んだモノの場合は、天板の中に空洞の部分があります。

逆に合板や安い木で集成材の天板を作りその表面に突板を貼ってるモノの場合は、木の種類は違いますが、すべてが木の板になっています。

天然木化粧繊維板

木の繊維を圧縮したMDFと呼ばれるボードに、突板を貼り付けたモノ。

中身は詰まっていますが、中身は木の板ではありません。

突板のメリット

木目がきれい

木目がきれいな材料をかつら剥きのようにして、つなぎ合わせることなく使えるので天板表面の木目はとてもきれいになります。

つなぎ目がない分、一枚板以外の無垢材よりきれいという人も。

無垢材より安い

使う天然木の量が、表面の薄いスライスした分だけになるので、同じ材料を使ったの無垢材のローテーブルと比べるとかなり安く作れます。

反りにくい

天然木を使っているのが表面だけなので、反る心配はかなり減ります。

軽い(モノによる)

中が空洞だったりするので、無垢のテーブルよりは軽くなる場合が多いです。

ただし上に書いた木の繊維を圧縮したボードというのはけっこう重くなるので、突板のローテーブルすべてが軽いというわけでもありません。

肌触りがいい

天板の表面は天然木を使っているので、やはり肌触りはいいです。

突板のデメリット

大きな傷がつくと中の材質が見えてしまう

突板というのは厚みが1ミリ以下のモノがほとんど。

なので大きな傷がつくと中の下地が見えてしまいます。無垢材だとどれだけ大きな傷がついても中は木ですが。

傷の修理ができない(難しい)

中の下地が見えてしまうこともあり、傷がついたときの修理はかなり難しいです。

パテで埋めたり、色を塗って木目を書いたり。

なかなか簡単にはできず、余計に目立つこともよくあります。

側面がイマイチ

モノによるんですが、なかには天板の表面はキレイに突板を貼ってるけど側面はMDFがむき出し、という場合も。

安くするためなんですが、残念な感じに。

そんなにないですが、確認してください。

合成樹脂化粧合板(化粧繊維板)

天板の表面に木目を印刷した薄い樹脂(塩化ビニル・メラミン・ポリエステルなど)を使っています。

その樹脂を合板に張り付けたモノを「合成樹脂化粧合板」、MDFなどの木の繊維を圧縮させたボードに貼り付けたモノを「合成樹脂化粧繊維板」と呼びます。

合成樹脂化粧合板(化粧繊維板)のメリット

安い

安いです。天然木を使ったものと比べると半額以下というのもいくらでもあります。

水に強い

木製の家具は水に弱いんですが、合成樹脂なので表面(継ぎ目は別)は水に強いです。

傷に強い

プリント紙を使ってるモノと比べると傷に強いです。

合成樹脂化粧合板(化粧繊維板)のデメリット

見た目が安っぽい

見た目はどうしても安っぽいモノが多くなります。

手触りがイマイチ

手触りも樹脂、つまりプラスチックっぽくなるので、手触りはイマイチ。

ツヤが出すぎる

光沢があってツヤが出すぎなモノも多くなります。結果、安っぽく見えてしまう感じです。

プリント紙化粧合板(化粧繊維板)

天板の表面に木目を印刷したシート(紙)を貼り付けたモノ。

上と同じように合板に貼り付けたものを「プリント紙化粧合板」、MDFなどに貼り付けたものを「プリント紙化粧繊維板」と呼びます。

プリント紙化粧合板(化粧繊維板)のメリット

安い

安いです。

モノによりますが、合成樹脂のタイプよりも安いモノが多いです。

意外と質感がいいモノも

ところが、プリント紙の進化なんでしょうか。

かなり質感のいいモノも増えました。
(値段はちょっとしますが)

見た目がいいモノも

そしてぱっと見では、プリント紙なのがわからないくらいよくできたモノも。

プリント紙化粧合板(化粧繊維板)のデメリット

安っぽい

ただ安いモノはやっぱり、それなりに安っぽく見えます。

傷に弱い

傷に弱いし、テープやシールを貼ってはがすと一緒に表面がはがれてしまう場合も。

水に弱い

紙のシートなので、基本的には水に弱いです。

木製(木製風)ローテーブルで安いのはどのタイプ?

ではこれらのロテーブルの材質の違いによってどれが安いのか、高いのかについてです。

あくまで一般的にはこう、という目安なので商品ごとに安い、高いが変わる場合もあります。

上にあげたモノを大まかに値段が高いモノから安いモノの順番で並べると、

無垢材 >突板 >合成樹脂化粧合板(繊維板)>プリント紙化粧合板(繊維板)

となります。

無垢材の中では、

1枚板 >ハギ材 >集成材

といったところ。

○○だから安い!とも言い切れない

ただし、安価な木材を使った集成材のテーブルと、高級な材質(ウォールナット材やオーク材など)をつかった突板のローテーブルだと、価格が逆転することも結構あります。

例えばパインの無垢材で19,800円だけど、ウォールナットの突板を使ったローテーブルが39,800円だったり。

またプリント紙を使ったローテーブルが安いのは、おおむね間違いありませんが、なかには強化紙と呼ばれる傷に強いプリント紙を使っているモノだと、結構値段が高いモノも。

つまりこの素材だから全部が安い、とは言いにくいという事です。個別に安い高いの理由があるので、しっかり確認することが重要になってきます。

木製ローテーブル まとめ

木製、および木目調ローテーブルは

  • 無垢材(一枚板・ハギ材・集成材)
  • 突板
  • 合成樹脂化粧合板(化粧繊維板)
  • プリント紙化粧合板(化粧繊維板)

に分けられます。

上の2つは天然木を使用していて、下の2つは天板表面に木を使っていません。

天然木を使ってる方が絶対いいというわけでもないし、それぞれにメリット、デメリットがあるので自分に合ったものを選びましょう。


↓ おすすめのローテーブルをタイプ別にまとめてみました。

タイトルとURLをコピーしました